今朝の出来事

沖縄で買ったシーサーは夫のお気に入り

今朝、犬の散歩から帰った夫が見慣れぬ携帯を手にしていた。マンションの玄関前に落ちていたのだと言う。
矢先、その携帯が鳴った。でも、自分の携帯以外だと操作に手間取る中年夫婦。なおかつふたりとも老眼で、小さなボタンが良く見えない。触っているうちに切れてしまった・・・
白いボディに赤い石がジャラジャラ付いたストラップ。裏面には可愛い女の子のシールが貼ってあるし、待受けにもハートマークと女の子の名前が入っている。
通学途中の女子高校生かなぁ、などと話しながら朝食を取っていたら又携帯が鳴った。画面に「自宅」と出たので「もしもし」と応じたら男の人の声でいきなり「その電話に出るのは初めてですか?どこで拾いました?」と来た。なんか嫌な感じ・・・でも、そうか、女の子のお父さんが警戒しているのかなと思って、一度間違えて切ってしまったことを話し、マンションの玄関前で拾ったと答えた。
その可愛い携帯は自分の物だとその男性が言う。そして同じマンションの住人であることが判り、いまから取りに来たいと。
え〜っ、あの声は中年のおじさんの声だけどねぇ、きっとお嬢さんの代わりに取りに来るんだね、と話していると「ピンポーン」とインターホンが鳴った。予想に反し、玄関前に立っていたのは黒のスタイリッシュなコートを着て、口髭を生やした30代半ばと思しき男性である。
「間違いないですか?」と尋ねると「自分のです。助かりました」と言って頭を下げ出て行った。
う〜ん、あれは本当に彼の携帯だろうか?と疑問を投げかけたら夫は「そんなことどうでもいいじゃない」と言う。
まぁね。確かに、自宅からかけてきたことには間違いないのだし、彼女か奥さんのかもしれないし・・・でも、それにしても可愛すぎる携帯だけど。