セレブ御用達?

夫の仕事でお付き合いのある方から「奥様に」と頂戴した包みを開けると、某有名ブランドの小ぶりなタオル製バッグが現れた。
特徴ある色柄なので、存在は知っていた。「高級」であろうこともわかっていた。でも、私にはどう考えても似合いそうにないバッグだ。お取替え券も入れて頂いたことだし、エプロンにでも交換しようと出かけていった。
恐縮するほど丁寧な応対の店員さんから、バッグのお値段が1万円であることを教えてもらいまずびっくり!(へぇ〜、そんなに高いものなんだ〜)
続いてチラリと見たエプロンのお値段に又びっくり!「に・にまん円〜〜〜!」
2万円のエプロンなんて滅相もない。2万円のエプロンで88円のサンマを焼いたり、納豆を混ぜたりしては申し訳ない。
そういえば、さっきからこのお店に来るお客さんは皆さん上等そうなスーツなど着て、服装から私とは違う。なるほど、ここはセレブ御用達だったのね。
結局、そのブランドらしからぬ渋い色合いの8000円のポーチと2000円のタオルハンカチに交換してもらった庶民の私は、「1万円分の神戸牛を頂いた方がよかったなぁ」などと、はしたない事を考えながら家路についたのだった。