東京

金曜日から2泊3日で東京へ行ってきた。
5年ぶりの東京。大好きな東京。今回は観光目的ではなかったけれども時間はあるから、5年前には出来ていなかった表参道ヒルズや赤坂サカス、一度も行ったことのない浅草も楽しみにしていた。
なのに、昔のように心踊ることはなく・・・。
夫には「若いときには買物が楽しくて東京が好きだったんじゃないの」と言われた。
そうかもしれない。若いときには年に最低2回は東京に遊びに行って雑誌に載っているお店で買物、なぁ〜んていう、おバカなことをやっていた私も、購買意欲・購買能力共に落ちた今、ヒルズだのサカスだの言ったって、どこも同じに思える。
「東京ひとり勝ち」と言われるように、確かにあちこち再開発で超高層の立派なビルが建ち並び、大規模再開発であるから、都会の真ん中でも緑も充分確保されていて美しい町並みではある。
けれど、やっぱり再開発に付き物の「取り残された部分」があって、新しいものとそうでないもの、きれいなものとそうでないものが隣り合わせの街、それが東京なのだろう。
とは言え、美味しいものをあれこれ食した3日間ではあった。
特に芝の東京タワーのすぐ側にある「とうふ屋うかい」は、さすがミシュランひとつ星だけあって味・しつらえ共素晴らしかった!

お店をオープンするにあたり7年がかりで古木を植え、整えたという日本庭園も見ごたえ充分。秋の紅葉時もさぞかし美しいことだろう。
最終日の昨日は雨に遭ったけれど、日枝神社浅草寺へも行ってみた。カタカナの場所と違ってな〜ぁんとなくホッとしてしまう。
帰りに娘の勤務先の本社が入っている日本橋三井ビルへ寄ってみた。「ALWAYS 3丁目の夕日」にも出てきたあの日本橋を「お江戸にぃほんばぁし〜♪」と口ずさみつつ渡ると見えてきたのは、こちらも又なんとも素晴らしく立派なビルだった。
その三井タワーにある「マンダリン東京」の37階だか38階だかでティータイムとシャレこんで、夫がコーヒー、娘と私はコーヒーとスゥイーツなど頂いたら何と、浅草の老舗の釜飯やさん(おこげの出来具合もすごく良くて美味だった)でのお昼代の上をいき、いくらマンダリンとは言え、これはあまりにもイクスペンシブではあるまいか?と。
おまけに私のオーダーしたチョコレートブリュレは間違ってチョコレートムースが出てきたし(ーー;)
それにしても、かつて7年間東京に住んでいた夫も、あんなに東京に遊びに来ていたはずの私も、変わりゆく東京にはついてゆけず、スイカをカッコ良く使いこなす娘の後をついてゆくばかりだった。